主にひとりごと

タイトル通り、ときぶいすの担によるひとりごとです。感じたことを語ったり、好きなことを話したり

ヲタク、2019年夏に季節外れの雪崩に遭遇する

先に言っておく。

私はTOKIOとV6のファンである。
もっと言えば筋金入りの年上趣味である。
齢3歳にしてテレビの中の還暦くらいの御方に本気で恋した程度にはガチの年上趣味。
TOKIOとV6にこの数年でハマったのも彼らがいい意味でおじさんだから。

熟練と安定感を極め、パフォーマンスの質が高くてそれでも満足することなくさらに向上を目指してるような、そんな彼らにハマった。


とはいえ彼らを知りジャニーズを知ると必然的に他のグループにもある程度は詳しくなっていく。歌番組やバラエティで共演したり、彼らがラジオで後輩の話をしたり。
そんな中で去年あたりにちゃんと知ったのがSnow Man
いやまぁ、健くんが滝沢歌舞伎に出た頃からうっすらと名前は知ってたんだけど。


私にとってSnow Manは「TOKIO国分太一の推し(岩本くん)がいるグループ」で、「V6三宅健をめちゃくちゃ大好きな子(佐久間氏)がいるグループ」という認識だった。

あと、ジャニーズにハマる前からお笑いも好きなので「あべさく」というキーワードだけは知ってた(ただし当時の私にとっての「あべさく」はあべこうじ佐久間一行である。時折「あべさく」というワードが流れてきて「おっ、何かあったのか?」と思ったらどうもJr.の子らしいという事を知る、というくだりは何回やったか分からない)。



Snow Manの増員の件もニュースで知ったけど、その時でさえ「あれっ?太一くんの推しがいるグループやん」くらいの認識だった。
私のフォロワーさんにSnow Manのファンの方がいっしゃったから、ちょこちょこレポとかがRTで流れてくるのでうっすら知ってるっていう、本当にその程度だった。
エイトのFCにも入ってるので映画『少年たち』も観に行ったけど、ぶっちゃけこの時点での私は「太一くんの推しがいる方がSnow Man」「太一くんと番組で共演した子がいる方がSixTONES」という見分け方しかできなかった。



そんなある日。
私のTLにある動画のURLが流れてきた。
それがこれ

Snow Man【カタログカルタ】本気バトル!“母の日ギフト”争奪戦
https://youtu.be/s5kWYkJ_Sa0


ついでに画像も流れてきた。
あのー、アレです。ラウちゃんが喜びにより足以外が画面から消えてしまったあのー……、アレw

何が起こってるのか全然分からなかった。
カルタをやってるらしいことを少し後で知り、もっと意味が分からなくなった。
とりあえずすぐにURL飛んで見てみた。


これが、9人体制になってから私が初めて見たSnow Manだった。

めちゃくちゃに面白かった。
太一くんの推し(岩本くん)、健くん推しの子(佐久間氏)以外に深澤さんとラウちゃんを覚えたのが多分この時。

それとほぼ同時期くらいに、康二がゴイゴイスーの正当なる継承者である事実を知って一気に興味を深めISLAND TVとかYouTubeとかをちょこちょこ見始めるようになった。


ただ、パフォーマンス動画を見る勇気はまだなかった(見たら絶対に落ちることが分かってたから抗っていたとも言う)。
パフォーマンス動画は敢えて見ないようにしてたけど、阿部ちゃんのことは知ってた。クイズ番組はウチの父親が好きで、ほぼマストで録画してるから「阿部亮平」という男の子はかなり前から認知してたけど、実はそれがSnow Manのメンバーという認識はしてなかった(ごめんね)

あ、あと目黒蓮のことも知ってた。「今 恵比寿」というバズりワードと、あとそれからよくは知らないけどアホの子らしいこと。
一言でまとめると次世代の天才候補だということは察せられた。


そんなところへ、彼らが『音楽の日』に出演するというニュースが舞い込んできた。
V6も出演することが分かっていたので既に録画予約は済ませてあったんだけど、割と本気でこの日はウキウキと楽しみにしてたと思う。
だってこの時Snow ManHiHi Jets含むJr.のパフォーマンスはちゃんとリアタイしたもんw



私は基本的に自分のことを「ファン」ではなく「ヲタク」と名乗る。つまり誰々くんのかっこいいところや活躍してるところが見たいって言うよりは、単純に自分が好ましいと思うものをとことん追及したい。
で、そんなヲタクの私が1つのジャンル・アーティストにハマるか否かの境界線は「同じパフォーマンスを何度も繰り返して見たいと思うか否か」だったりする。


何回同じ映像を見ても飽きないか否か。
プロの人たちのパフォーマンスを見るんだから、凄いと感じるのは言ってしまえば当たり前。みんなすごいんです。それだけのものを持ってるからテレビに出られるわけですし。
その中で自分がよっぽど何度も見たいと思える存在が私にとってのヲタク精神をくすぐってくる。
何度も見て、細かいところまで追求したくなるような、そういうものを持ってる人たちに惹かれてしまう。


結論から言えば、Snow Manは私にとってそういう人たちだった。
音楽の日』のパフォーマンス、本当に凄かった。
ぶっちゃけV6と同じくらい繰り返し見てる。
人数もいるからセルフマルチアングルが捗るんだけどオリジナル曲の『ひらりと桜』だけじゃなく『仮面舞踏会』のパフォーマンスもすごく好みだった。
もちろん、腹筋太鼓も。
5、60回くらいは見てたと思う。
「あぁ、この人たちは絶対に私が好きなタイプの人たちだ」ってこの時に確信した。



で。
私ね、パフォーマンス見るまでは何となく「自分がハマるとしたら渡辺さんか康二のどっちかなんだろうなー」と思ってた。
どうやら渡辺さんはグループの中でも歌唱力が高い人らしいことを聞いていたので。
そしてお笑い好きでダイアンのファンである私にとって向井康二は別格に近かったので。
そもそも、Snow Manにちゃんと興味を持つきっかけになったのは「向井康二という男が横浜アリーナゴイゴイスーを響き渡らせた」という情報が入ってきたからだし。





現実。
康二はかっこよかった。アイドル力の高さに震え上がるくらいだった。惚れた。あれは全人類が惚れる向井康二だと思った。
渡辺さんの歌声はまだ20代とは思えないくらいに仕上がってるし声の出し方とか歌声の放物線も美しくて力強い。圧倒的だと思ったし、いずれ自担こと坂本昌行に近い存在になるんだろうなって割と本気で思った。


でも。
それよりも、何よりも。

その日を境に宮舘涼太が頭から離れなくなった。



『仮面舞踏会』で3:3:3で歌う場面を見ていたあたりくらいで急な違和感を感じ始める。
あれ?私、若手アイドルのパフォーマンス見てるんだよね?
って。

だって最初のパートを歌う3人の真ん中に立ってる人がおおよそ“若手アイドル”とは思えないくらいに仕上がりきったビジュアルしてたんだもの(※褒めてますよ、もちろん)
ハッキリ言う。この日の宮舘さんは仕上がっていた。
ワックスなのか、髪を1:9くらいにキッチリすぎるくらいキッチリ固めて、お衣装に完璧にマッチさせてきていた。
めめと康二と3人で歌うパートのところなんかびっくりするくらいに体幹がブレてなかった。

何これ、本当にアイドルのダンスか?この人1人だけ別のジャンルの……本物の“舞踏会”っぽいダンスを習ったことある人なんか?それとも武術の心得でもあるんか?
何?何なの、どういうこと!?
めめと康二というイケメン2人の間に立つ宮舘さんは、イケメンっていうよりはハンサムな男性という感じで釘付けになった。

リアタイの時は当然ながら楽曲が進行していくからちょっと気になるところがあってもほとんどその意識を追いやって目の前の光景に集中しなきゃなので一旦頭からその動揺はどかしたけど。
それ以降、少なくとも『仮面舞踏会』の曲中はずーーーーーっとこの人の存在が気になっていた。
(姿勢がいい…)
(体幹がブレない…)
(雰囲気から佇まいから、絶対この人ただ者じゃない……)
そんなことばっか考えてたと思う。


リアルタイムのパフォーマンスが全て終わり、ここでようやくまともに全メンバーについてヲタクの本気を出して調べまくる。
そして、宮舘涼太=舘様の存在をハッキリ認知し



あっ、あぁ〜〜〜〜〜!!!!そうか、だて様……そうだロイヤルだ!!!!!
いたわこの人!!!!!!!



というクソ失礼な感想と共に宮舘さんの存在を心に刻んだ。
そして延々とこのパフォーマンスをリピートしていた。『仮面舞踏会』『ひらりと桜』そして腹筋太鼓。この人たちの、この時点での全力のパフォーマンスを、数秒見ては戻して、ちょっと見てはまた最初に戻して、時にはコマ送りにして。
セルフマルチアングルにひたすら精を出した。
これは気になった宮舘さんだけでなく、メンバー全員分。
マジで、この放送の次の日が休みなのをいいことにずーっと見てた。
ぶっちゃけここまでやったら完全にヲタクとしては落ちてるんだけど、金を落としていないからファンではない。まだ踏みとどまってると言い聞かせるような段階だった。


その2日後、ZIP!の生パフォーマンスも当然リアタイした。
2日前とは打って変わってばっちりメンバー全員の顔と名前を一致させていた。
たった2日で覚わったっていうのもやっぱり彼らに感じるものがあったんだと思う(だって今まで人数が多いグループは絶対に顔と名前と個性と歌声の差異を覚えられる気がしないと敬遠していたんだもん)

ZIP!で生披露した『Make It Hot』
多分だけど、これを境にハッキリと宮舘さんをロックオンするようになった。
頭の「Ha...Ha...」からの足上げがあんまりに美しくて。
そして2日前のパフォーマンスの時は思いっきり貴公子感を前面に出していたのにMIHサビの振りで体勢を低くする時に何の躊躇いもなく思いっきりがっぽりと足を開いてちょい治安悪めにスタンスを広く取ったりしてたから。
※これV6担は分かってくれると思うんですけど、セクバニコンver.の『supernova』で坂本くんが森田剛ちゃんを自分の膝〜肩に乗っけるとこあるじゃないですか(「1夜だけのsupernova」のとこ)。私あそこの坂本くんのスタンスの広さと膝の角度が最高に好きなんですよ。

そしてパフォーマンス終わりにみんなでZIP!ポーズやった後のめっちゃお茶目な宮舘さんで頭がパンクした。
「あ!!?この人こんな顔もするんか!!?!?」
って。


そこからは怒涛のYouTubeラッシュ。
ひたすらありとあらゆる動画を見て、落ちるのが分かってるから意図的に避けていたパフォーマンス動画も見て。
新メンバーのウェルカム動画も阿部ちゃん先生も10問10答も、6人時代の映像も遡って。時間があればひたすら見て本人たちの関係性や性格等をどんどん頭に叩き込んだ。
このあたりから最新回も同時進行で追って、そし雑誌もちゃんとチェックするようになった。

動画を見る度に「あっ阿部ちゃん好きだ」「やばい深澤さん最高かよ」「渡辺さん実は超おもろい人だな?」「ラウちゃん天使」「岩本くん推せる」「っあぁ〜〜〜康二可愛い」「佐久間氏は天才」「REN MEGURO……」などなどありとあらゆる感想が頭を飛び交いメンバーを余すところなく好きになれた。
でもやっぱりどうしたって宮舘さんが1番目についた。見れば見るほど、この人の不思議な面白さに惹かれた。
パフォーマンスではこの人の首から肩にかけてのラインや膝が愛おしくて仕方なくなった。


私が完全に宮舘さんに落ちたのはこの動画を見た時。


Snow Man向井康二は絶対】絶品箱根グルメをかけたクイズは白熱バトル!
https://youtu.be/HrBLzgqMCQc



この回は全体的に天才だった。
そして中でも宮舘さんが全ての“良さ”を爆発させていた。
個人的に、パフォーマンス外の宮舘さんはかなりのボケ体質だと思ってるんですけど、この人の最大の強みは“ロイヤル貴族のキャラクターを保ったままでボケてくる”ところ。

康二の正解に合わせるって企画やってるのに「(康二にとっての)世界三大美女は?」って聞かれてメンバーが思いおもいにボケつつ康二が言いそうな回答に寄せてきてる中で、あんな真顔で「テイラー・スウィフト、セレーナ・ゴメス、ビヨンセ」って言える人だなんて思わなかった。
何それ。自分のキャラクターはもちろんだけど何を言ったら面白く映るのか絶対的に理解してるのズルいでしょ。ボケるにしても海外タレント挙げるとかいうぶっ飛んだ発想があるところに完落ちした(その後で康二ママの回答をさも自分もしてましたよって顔で挙手してるところを見つけてしまった時点で落ちてることを認めた)。


率直に、これは抗えないなって思った。
ただのロイヤル貴族だったら別にここまで惚れたりしなかった。
ナチュラル貴族の佇まいで、武道でもやってたのか疑うくらいに体幹がしっかりしてダンスも力強い。
その一方で、素の状態で見せる一面や掘ったら見えてくる個性があんまりにもニュータイプすぎて、私の本能の部分が「この人の観察を怠るな」ってめちゃくちゃ言ってくる。
それに従って観察を続けSnow Manを(茶の間で追っかけられる範囲で)追っかけてる内に気づいたらグループそのものにもズブズブだった。



1年前は興味を持つなんて思いもしなかった。
メンバー増員のこととかも、情報として知ってる程度だし自分の世界には関係ないことだと思って半ば聞き流してた。
1年前の自分が知ったらびっくりすると思う。
私が、自分と同世代の年齢の人に根っこのところまでハマってる事実に。
そして、これまでの自分の好みの傾向にはまるで合致しない(と最初は思われた)人に落ちてる事実に。

だってね、言ってしまえば私が認知した時の宮舘さんは決して私の好みのお顔をしているわけでもなければ、歌声が特別に好みなわけでもない(塩顔好みの私は渡辺さんの方が顔面もお声もドンピシャで好みだったりする)。
だから、これまでの傾向を考えればストレートに渡辺さんに落ちるはずだと思ってたのに、本能のところが直感的に「いやお前の真の好みはこの人だ」って言ってきた。

で、まぁ……掘れば掘るほど顔のパーツ(特に私が人のパーツで一番見てしまう目の形と唇)は抜群にお綺麗だし、この人の体の使い方が好きを具現化したようなものだった。
今も、好みの“傾向”からは外れてる。でも、この方のお顔と歌声を本能のところが“好き”って言ってくる。
好みを書き換えられたわけではないけど、自分の“好き”の項目に宮舘さんそのものがまるっと追加されたに近い。
知らないうちに、宮舘王国国籍になってた。



音楽の日』のパフォーマンスで突如として雪崩にあい、未知との遭遇を経てその未知の部分にヲタク心をこれでもかと刺激された。
多分、あの時のパフォーマンスを見てなくてもどこかでハマってたのかもしれないけど。
でもハマる時期が少しでも違ってたら宮舘さんのファンに収まっていたかは分からない。
D.D.のパフォーマンス以降に落ちてたら岩本くんやめめのファンを名乗ってたかもしれない。
それくらい、余すところなくグループの毛色が好みだ。

結果的に夏に真正面からこのコンテンツを知り宮舘さんの沼にズブズブにハマり宮舘王国に足を踏み入れてしまったのが紛れもない事実。
出会いなんて縁でしかないけれど、縁があって本能と直感がこの人を好きになったのならこの感情が落ち着かないうちは全力で好きを発信していこうかなって思った。



唯一、残念な点があるとすれば。
向こう10〜15年かけてめちゃくちゃ私好みのナイスミドルになるであろうことが今から予想される、その将来の宮舘さんに。
年下の女として憧れと緊張を持って惚れることができないってことかな。