主にひとりごと

タイトル通り、ときぶいすの担によるひとりごとです。感じたことを語ったり、好きなことを話したり

夢の時間(OMS 2019 5月23日 感想)

OMS 2019感想


正直、あらゆる意味で衝撃が強すぎてまともな感想が言える自信はないんだけど、この日のことは拙かろうが残しておきたいと思った。
※気が遠くなるくらい長いです
※発言のニュアンスや諸々、うろ覚えの部分も多いので間違っている部分については御容赦くださいませ。




まず、前提として私は坂本くんの歌が好きです。
ダンスも普段の話し方も、外見も佇まいや立ち振る舞い、お仕事への姿勢やふとした瞬間の天然や人間的な可愛らしさも必要以上に謙遜するところも長所も弱点(?)も全部結局は好きなんだけど。
一番好きなのは、最初に好きになったのは坂本くんの歌なんです。


そんな坂本くんの歌声を、贅沢すぎるオーケストラと共に、一流のアレンジで聞くことが出来る。
夢のような時間になることは公演前から分かってた。
ぶっちゃけ私は人の数倍は涙もろいしかなり情緒もアレなので、数日前の段階でV6の楽曲での坂本くんのパートやソロ曲を聞くだけでちょっと込み上げてきたり手が震えたりしてた(笑)
3年前のOMSの時も実はそうだった(笑)
坂本担にとってこんなに贅沢で濃密な時間はきっと他にないんだから仕方ないけど。





3年前のオーチャードホールとは違い、開場した中へ入ると、舞台上にはオーケストラが既に組まれていた。3年前はミュージカル・コンサートだったこともありステージを大きく使う都合上かなり舞台上はスッキリしていた記憶があるんだけど(間違ってたらごめんなさい)、今回はそもそも「女性シンガーの楽曲を中心に全篇オーケストラアレンジで坂本昌行が“愛”を歌う」というコンセプトなのでオーケストラがしっかりとそこに在る。

でも舞台上の真ん中は花道が一筋、舞台奥から手前へと伸びてきていて、そこに立ち、歩き、歌うのだと容易に想像がつく舞台が整えられていた。
真ん中にはスタンドマイクが1本。坂本くんが“シンガー”としてオーチャードホールへ帰ってくるという事前の宣伝文句は一切の偽りがなかった。


私は個人的にオーケストラやブラスバンドといった人達の音合わせの時間というのが好きで、それを生で見るのは久しぶりだったのでそれだけで心が浮き足立ってしまった。
開演時間になり演奏がスタートすると、オーケストラの音の美しさがそれはもう素晴らしかった。


最初の曲は『Jupiter』
ぶっちゃけこれでオケを背に歌われたら冗談抜きで卒倒する自信があったのでむしろ安心した。
いま出てきたらどうしよう。「♪everyday listen to my heart」とか歌いだしたらマジで昇天するとびくびくしてたらオケのみで終わったので何とか生き長らえた。


1曲終わっておもむろに舞台下手から坂本くんが登場する。
坂本くんが歌う最初の曲は中山美穂(※以降全て敬称略)の『Your my only shining star』
初っ端がみぽりんとか聞いてない。あの世代の男をみんな虜にし我らがTOKIO松岡昌宏が30年来好きなみぽりんの楽曲を歌う坂本昌行。流石は恋をするなら坂本昌行
坂本くんのことをこの上なく尊敬してるマボもこれ聞いたら多分恋に落ちる。
「愛を歌う」だけあって、心底愛おしげな表情で歌い上げるもんだから見ているだけで目が潤んでくる。“I love you”のフレーズを綺麗な声で歌う。
しかも目が潤んできたタイミングで『♪何故だか分からないけど涙がつたってくる』なんて歌詞が耳に飛び込んできてしんどい。これはもう「恋に落ちろ」って言われてるようなもんだって。



曲が終わり、自己紹介とオケの紹介が終わると、オーケストラの間にある空間、舞台の中央までゆっくりと歩く坂本くん。


はっきり言う、歩いてるだけでかっこいい。歩幅もかける時間も魅せるためのもので、その姿がかっこよくないわけがない。
中央で振り返って、スポットライトの下で語るように歌われたのはKiroroの『長い間』
息を吸う一瞬、時間が止まったんかと思った。そこから私ら世代にドンピシャの歌詞が入ってくるんだからズルい。

この楽曲、男性が女性を想う視点と女性側の心境がどちらも描かれていて楽曲そのものがすごく好きなんだけど、まさか坂本くんの歌声で聞ける日がくると思ってなかったので涙が溢れて仕方なかった。


何よりアレンジがいいんだよね!!
原曲は「言えない」の部分が「♪いえーないー」って綺麗に伸びていくんだけど、このアレンジでは「♪いえない」と伸びることなく区切られる。これは私の印象だけど、このアレンジだと“言葉”としての意味合いが強く受け取られる。
この曲のアレンジ自体が語るように、でも独り言みたいに切なげに歌われていて、その最後に「♪そんなこと いえない」と歌うとぷっつり切れる言葉から感じられる余韻と共に胸に想いを秘める様子が切なくてすごくよかった。
この曲、最後はサビで畳み掛けられるんだけど「♪いえない」から「♪わらぁってるー」と次の歌詞を引き継ぐ部分も聞き心地が良くてグッときた。



続けて歌われたのは松本英子の『squall』
これは福山雅治が作詞・作曲したもので本人もセルフカバーしていますね。
ここまでの流れで完全に坂本昌行に恋してる側としては、自分の気持ちを代弁してくれてるのかと思うような歌詞の構成に完敗。そして坂本昌行に乾杯。
『♪私 恋に落ちてる 恋をしている』なんて、うっとりとした顔で、でも切なさと愛おしさが混ざったように歌われて……。



「それはこっちのセリフです!!!!!」



と何度思ったか。





ノンストップで次に歌われたのが竹内まりやの『駅』
坂本昌行が歌う竹内まりやはずるいって……。
しかも『駅』だよ!!こないだ関ジャムで見たやつ!!!
『駅』の歌詞が持つ切なさは、別れた時には男の方が未練があって、女性側は普通に生きてきていたのに、会っていなかった2年という月日を経て見かけた時に「あぁ、この人は自分をあんなに愛していたんだ」という気づきと、えも言われぬ苦さが込み上げてきているところなんだよぉー!!


そして、だからといって後ろ髪を引かれるわけでもなく、悲しみだけを胸に抱いてそれを見つめ続けてるところ!!
声をかけたり、まして復縁を望んだりは一切なく「♪ありふれた夜がやってくる」ところ!!!


この!!!!無情さ!!!!!


歌声、歌っている時そして歌い終えた後の表情がこの歌がもつ「やるせなさ」「どうしようもなさ」を完全に表現していて。終わってしまって、もう戻ることはないけど確かにかつて存在した“愛”を歌う姿は本当にかっこよくて胸にしみた。
V6ではこういう曲調のものは中々ないから、坂本くんの歌声の新たな色合いを見せてもらえたような感じ。とても密度が濃い素敵な表現の歌だった。





今回は曲の合間にちょこちょこMCが挟まれるスタイル。曲紹介をした後でじーっと客席を見渡した坂本くん。
(●●)皆さん、とても静かに聞かれているんですね(笑)
と若干恥ずかしそうにはにかむので、みんなで盛り上げようと「フーーーーッ!!!!」って言ったら
(●●)そういうの大好き(笑)♡
なんて言うんですよ?ずるくないですか???
みんなそんな斜めのファンサ食らってまた「フーーーーッ!!!!」って言うんですよ。
そうです「大好き(笑)♡」が聞きたいから!!!はにかんだ顔が見たいから!!!!
ファンを転がすの上手すぎでしょ……(撃沈)


さて、自分1人のMCが本当に苦手な坂本くん。
(●●)いつもはねー、あの人がいるんですけどねぇー!!(上手側をおもむろに指さす)


確実に井ノ原さんのことだ……と思いながら聞いてたら、
(●●)今度お願いして呼ぼうかなぁ、あの一族……。井ノ原でも、風間でも
(客席) (一族……?)


おそらくは顔の系統と喋りの上手さ的な意味合いでの一族だと思われるし咄嗟に「それなら井ノ原さんと作ってる工場が同じのバカリズムとかも同じ血を引いてるのでは……」とか思ったけど、何よりすごい当たり前のように
「次」
という言葉がでてきてたことにびっくりした。
次……ありますかね!!?やってくれますかね!!?!?
第1弾が終わった後、ファンがずーーっと「第2弾をお願いします!!」と叫び続けていたのは知ってるし、それ故にか演出家のこうめいさんの中では早い段階で第2弾の心づもりはあったという話もされていた。
もし願い続けたら、この夢も…叶う……???




ここで坂本くん曰く「箸休め的なコーナー」と称して「女心」ではなく「男心」を歌うコーナーに。
ここで男性の楽曲を2つ歌うんですけど、この選曲がすごくいいんですよ!!
1つめは来栖たかおの『Good bye day』
この歌が!坂本くんの男心を象徴しているのかと思うと……!!!

曲の冒頭「♪昔よりも愛が足りない」と嘆く女性がいて、冷めてきてる関係なのかな?と思いきや2番で明かされる「愛は深いんだけどあんまりにも穏やかすぎてそれに気づかないだけ」というギミックがまずもって素晴らしい曲なんだけど、それを、それを坂本くんが歌うんですよ!!?
「♪無意識に甘えてるだろ 僕が隣にいることに」って坂本くんが歌ったんですよ!!?


今回のコンサート、選曲は全て坂本くんがやってるんですよ。つまり、どの曲にも言えることなんですけど、坂本くんが「これを歌いたい」って選んでるんですよ!!!その曲の世界を歌おうと決めてくれたんですよ!!?!
男女の愛の違いみたいなものを坂本くんが歌うんですよ…。「All for Love」をテーマに、女心も男心も、その違いも歌ってくれるなんて最高じゃないですか!!!



その次は浜田省吾の『もうひとつの土曜日』
これもまたすごい選曲なんですよね!!端的にひと言で言えば「あんな男やめにして俺にしろよ」っていう曲なんですよ!!
何なの、「恋をするなら坂本昌行」ほんと何なの……。


Woo... の音の伸びがなんて美しい…。綺麗に音は伸びるし、全くブレがない。
一音で、音程だけが変わったりするんだけどその変遷がすごく滑らかでスムーズで、変に技術を見せてるんじゃなくてすごくナチュラルに上手い。坂本くんの歌の上手さってそういうところにあると思っているのでそれを聞くことができて「あ、私坂本くんのこういうとこ好きになったんだな」って再認識ができた。


そして「♪この夜は俺にくれないか」って女性が想う男の元へ行かせまいとするんだけど、無理にしようとしてるんじゃなくてどこか願っている風にも聞こえた歌い方がすごく優しくて、ギュッと顔をしかめて歌ってるんだけど甘さとあたたかさがあって、本当に堪らなかった……。




歌い終わってから曲紹介。
ちなみに、ここで話してたんだったか自信はないけど多分ここだったのでは?と思われるMC中の発言(間違ってたらごめんなさい)


(●●)……なんでしょう、女性ってこういうものなんですかね?そのー……終わったらもうすっぱり終わりっていうか。皆さんもそうなんですか?
(客席、何て返したらいいのか分からず曖昧に笑うような反応)
(●●)何とか言ってくださいよ💢


何て返せばいいんだよ(笑)
拍手したら「肯定」になっちゃうけど坂本くんが言うそれを肯定したくない時は何て返せばいいの!!ww
その後で
(●●)僕も何度かそういう経験ありますから
って自虐されて本当にもうどうすればよかったのか…(笑)



さて、ここで坂本くんはお着替え。
1回ハケて、その後で演奏された音楽が少し前に坂本くんが主演ミュージカルを成功させた「TOP HAT」の『Cheek to Cheek』が!!!!
ダンサー&コーラスの通称MASA-friendsの皆さんが燕尾服とドレスに身を包んで登場!男女4人ずつ合計8名の華麗なダンスに会場も拍手喝采でした!!
そして花道に颯爽と現れたのが燕尾服へと着替えた坂本くん!

「ジェリーだ!!!」
と思うと同時に、デイルがいないこの状況でジェリーは誰を選ぶんだ……?という素朴な疑問。
個人的にミュージカルを愛し自由を愛したジェリーの心を一瞬で掴んだデイルが好きでデイルに一途なジェリーが好きだったのでジェリーがここで別の誰かと『Cheek to Cheek』踊ったらどうしようと思ったのですが、杞憂に終わりました(笑)
男女を割くように間に入り女性とひと踊りしていく姿は自由なジェリーらしさがあって高揚しました♡


続くのは『Puttin'on the Ritz』
この瞬間、完全にTOP HATの世界になる!!ミュージカルのトップスターであるジェリー・トラバースとダンサーさん達の繰り広げる世界が素晴らしい!!
ミュージカルパートもありますとは聞いてたけど、まさかトプハがまた見られるとは……!
ここで改めて、J-POPを歌う時とミュージカルを歌う時で歌い方が全く違うということを肌で感じられた。発声から声の伸び方から音の強さから何もかもが違う。どちら側ともを一流にこなせるのは彼がアイドルでありミュージカル俳優でもあり、どちらともが坂本くんにとって身近である証明のように思えてすごく嬉しくなった。


さらに『No Strings』まで!!ここで私は初めて木の存在に気づく。いや、あるのは知ってたけどその意味に気づいた。ダンスが始まってから「ああぁ〜〜〜それかぁぁぁ!!!!」ってなりました(笑)
逆に何で気づけなかったのかw
木を振り回しながら妖艶に腰を回す姿に客席が「(おう……っ!)」って撃ち抜かれている空気を感じながら私も撃ち抜かれるw
アレは魔物だった…。いつぞや、「俺、蝶の時なんてやべぇぞ?」って自ら腰を回しだした時のソレだった……。あんなに色気を放ちながら淀みなく腰を回すことってできるのか…。

ハッティこと木とのキスの流れも最っ高……!あれこそ『恋をするなら坂本昌行』の原型…(?)トプハでジェリーの公演後に女性達が出待ちして追っかける光景まではっきりと目に浮かんだ。



(●●)やっちゃいましたぁ〜〜(笑)
トプハ3曲ノンストップでやった後で、照れ笑いしながら坂本くんが木におでこくっつけて寄りかかる。
(●●)カバーコンサートだって言ってるのに、やりたかったからミュージカルやっちゃいましたぁ〜!!
(●●)やりましたけど、僕の相手、……「木」です(笑)

って自虐してましたけど、サラッと「ミュージカルやりたかったから」ってここでも“愛”を語ってくれる坂本くんほんと最高でした。
相手がハッティじゃなくて「木」なのも…(笑)
『Cheek to Cheek』の時もそうだったけど、今回のコンサートにおいてはあくまでもジェリーじゃなくて坂本くんだっていうのが徹底されてて好き…。ジェリーの相手はデイルで、デイルがいなければそこで歌い踊るのはジェリーではない。そんな風に言われてる気がして(※多分勘違いだけど!)ミュージカル「TOP HAT」が好きで坂本昌行が好きな人間としてすごく嬉しい気持ちになった。



ここでMCはフレッド・アステアの話に。
(●●)彼はすごいですね。映像も見ましたけど、彼はタップダンスのもうひとつ向こうの次元に行っている。超えられるはずのない存在で、でも、一歩でも、二歩でも近づきたい
だから、またアステアの作品をやりたい。


一拍置いて、またアステアと同じ役がやりたいって話してくれた坂本くんに愛が止まらなかった。
坂本くんっていつもそうなんだけど、自分に対する賛美とか諸々についてはすごく謙遜するタイプで、でもその一方で、ことミュージカルに関しては特に「アレがしたい」「これがしたい」をはっきり強い言葉で言ってくれる人で。
ミュージカルに向ける揺るぎない愛と、それを愛して舞台に立つ自分への過大評価ではない自信を感じてすごく好きになってしまう。


アステアの話をした後で、話は最近多いミュージカル映画の話に。特に『グレイテスト・ショーマン』は本人もすごく好きなのか語りが熱くなるのが印象的だった。
(●●)ヒュー・ジャックマンはすごいですね
と話す中で、実は坂本くんはヒュー・ジャックマンと共通点があるのだと。
(●●)世界でも何人かしかいないと思います。同じ作品で同じ役を演じたことがあるんですよ。
ボーイ・フロム・オズ』でジャックマンもピーター・アレンを演じていたそうで。その流れでオズの曲をひとつ。
私はこのミュージカルをやっていた頃にはまだファンではなかったし、内容だってちゃんと知らないけど坂本くんが
(●●)またやれたらなって思います
と言ってくれたのは本当に嬉しかった。


ここで歌われたのは『Don't cry out loud』っていうのもね…。
Friendsの方々(ここは女性だけだったかな?)がコーラスで入ってくれていたのですが、もうこの楽曲の記憶は最後のロングトーンが凄まじかったことしか残ってなくて……。
ソロコンサートだからほぼ全編坂本くんが1人で歌うんですよ(当たり前だ)。コンサートも中盤、喉に疲れが出てもおかしくないのに、あの力強くてかっこいいロングトーンは全くブレはないし想像の3倍くらい長く伸びてたし、そういうところから体幹、腹筋、喉周りや舌の筋肉全てが躍動しているのを感じて鳥肌がたった。



曲が終わると、話は『グレイテスト・ショーマン』の話に。
(●●)今日はここで『グレイテスト・ショーマン』の曲をやりたいと思います。でも、その前に……
(客席)えぇーーーーーっ!?
(●●)違う!着替えるの!!
まだ焦らされると思ったファンと坂本くんの些細なすれ違いが面白かった(笑)
ここで、3年前のOMSでも中盤で坂本くんにタップシューズを持ってきてくれた若きまーくんを呼び込む形に!
(●●)じゃあみんなで「まーくん!」って呼んであげましょうか。せーの
(客席)まーくん!!
まーくん登場。グレショのトレードマークである赤いジャケットを持ってくる。


1回目のOMSの時は20代だった若まーくんも今は30歳。なんと平成元年生まれなんだそうです!
(若まーくん)僕、今回のお仕事が令和になって初めてのステージなんですよ
(●●)なんかさぁ、まーくん、会話がすごい2Dなんだよね。こっちに熱量が伝わってこないんだよ(笑)
(若まーくん)そんなことないですよ!頑張って(熱量)出してますよ!
(●●)頑張ってんじゃん!笑
(若まーくん)僕もMCとか苦手なんですよぉ💦
(●●)“まーくん”ってみんなそうなのかなぁ(笑)
(若まーくん)今度は(※井ノ原さんとか)呼んでみたらどうですか?
(●●)でもあの人忙しいんだよなァーーーっ!!!


坂本くんに若まーくんが赤ジャケを着せてもらいながらのお話がすごくふわふわしてて、会場中みんな微笑ましい気持ちで見てました(笑)



赤ジャケで、ステージ真ん中にスポットライトを浴びながら立つ坂本くんの姿に、何故かにわかに緊張してしまいました(笑)
ここで、坂本くんがグレショへの熱い思いを。
(●●)ヒュー・ジャックマンって本当にすごいですよね。歌って、踊って、お芝居もできて。そんな人どっかにいますかねぇ?(フリ)
(客席)フゥーーーーーーーッ!!!!!
(●●)大好き♡


撃沈です。


近年、数多く放映されるオリジナルのミュージカル映画も、いつかは台本に起こされ、舞台で披露するミュージカルとして演じられる日が必ずくる、と坂本くん。もちろん、『グレイテスト・ショーマン』も。
(●●)アレもいつかミュージカルに台本が起こされると思うんですよ。そしてそれが日本に来る日がくる。日本にくることがあったら、是非とも僕がやりたいなと思ってます
坂本くんが夢を語る姿に、会場中から大きい拍手が起こって。私もめちゃくちゃ興奮して。
でも、頭の中には「そうなる頃に坂本くんって何歳なんだろう」って思ったりもして。


私がそう思ってしまったから、坂本くんがそういう空気を察したと思っただけかもしれないけど。
元々こう言うつもりだったのか、本人も何度か「それ」を思いながら言葉にしてくれたのかは分からないけど。
(●●)それがいつになるのかは分からないけど。でも僕は、自分の年齢を、ネタにはしても言い訳にはしませんから
って言ってくれて。


こんなに力強い言葉を、はっきりとファンの前で言ってくれて。
あの時のきっぱりとした坂本くんの表情を思い出すだけでまだ泣けるくらいには感動したし、きっとあの場にいた人たちみんなゾクッとしたのか一瞬だけ会場の空気が止まって。
でもその言葉に何かを返さなきゃって1番くらいに大きな拍手が起こって。
この言葉を私たちに向けて言ってくれたこの日に入れて本当に良かったと思った。
同時に、この人のこと一生好きだなって確信した。


今年で48歳で、一般的には体も衰えていくしそれを「仕方ない」って言ったって逃げとも思わないような年齢で、それでも「年齢を言い訳にはしない」って言うんですよ。
去年、ONESコンで誕生日を迎えた長野くんも「年齢を言い訳にせず踊り続けたい」って言ってくれた姿も思い出して、上手く言えないけど堪らない気持ちになった。
そして、そんな坂本くんと長野くんが最年長コンビとして第一線に立ってくれているV6のことを改めて好きになれた瞬間だった。

(●●)でもね、その日がくるまで待ってられないから歌います
って言って、Friendsの皆さんと一緒に披露してくれたんですよ!!!


『From now on』でFriendsを従えながら上手から下手へ歩いていく姿がめちゃくちゃかっこよくて。
ミュージカルにおいては本当に、魅せ方っていうのを徹底的に意識している姿が最高だった。
ごめんなさい、坂本くんの夢の話と年齢を言い訳にはしないって言葉に震え上がってたので肝心の歌の記憶が曖昧で……。
ただひたすら、坂本くんの夢が叶ったら、この、これが見られるんだって思った。
心の底から坂本くんのこの夢が叶ってほしいと思ったし、その夢が叶った光景を先取りして見せてもらえてるんだと思うともう泣けて泣けて……。


1曲終えて、坂本くんがハケるとFriendsの8人で『This is me』を!!!
まさか『This is me』まで見られるなんて思わなくて、とっても見応えがあるし途中、女性の(こまさんだったかな?)熱い歌声に心臓を撃ち抜かれてしまいました。切れ味のいいダンスのステップも歌も、オケとの相性も抜群で、この空間みんな一分の隙もないくらいに一流なんだなって感動した。


『This is me』が終わると、着替え終えてステージ後方から出てきた坂本くんからFriendsの紹介があり、1人ひとりに拍手を送ることができたのも本当にありがたかった。
正直、この時点でかなり手は痛かったんだけど(笑)でも正直、あの『This is me』はほんとに素晴らしかった。あれにも個別にお金払いたいくらい。



さて、ここで坂本くんはオケの中へと入っていく(!!!!)上手側のオケの真ん中、ピアノの隣に腰かけて今回の選曲についてちょろっと裏話?を。

(●●)どうなんですかね?もっと最近の曲とかも歌った方がいいんですか?………西野カナちゃんの『トリセツ』とか?
まさか坂本くんの口から『トリセツ』が出てくると思わなくて動揺。
(●●)いやでもあれって女性が男性に歌うやつでしょ?俺がファンに人たちに歌ったらおかしくない……?

おかしくないよ!!!という気持ちで拍手を送ると「でも機会があったら……そうですね、歌います(笑)」と言ってくれたので、ここで割れんばかりの拍手が(笑)
聞きたいなぁ〜!!!坂本くんが「♪これからもどうぞよろしくね こんな私だけど笑って許してね」とか歌ったりしたら地球がうねるぞ……。


次に歌うのはゆーみんの曲。
ここで坂本くんが
(●●)荒井由実さん……ゆーみんさんですね
って言った瞬間、不意に彼の年齢を感じてしまって「あっ……」ってなった(笑)
そうだよね、坂本くんの世代は松任谷じゃなくて荒井だよねって(笑)
それはさておき、ゆーみんの『あの日にかえりたい』を歌う坂本くん。


この曲がもうね……。
細かい話かもしれませんが、私は坂本くんのカ行の音がすごく好きなんですよ。人よりちょっと奥まったところから発音される日本語のカ行音。奥まったところから出てくるから、破裂音にもかかわらず人よりちょっと耳触りが柔らかい音。この音が坂本くんの歌声に絶妙にハマって甘さを増し増しにしてるんですけど。

「♪かけぬける 私が見える」の部分なんてもう私の耳には幸せすぎて。私の耳の記憶だと1つ目の「け」と2つ目の「け」も微妙に音が違ってて。坂本くんは音程や歌詞の流れによって自分が1番歌いやすいように少しずつ発音を変えたり調整するんだけど、2つ目の「け」の音は少しだけ[ae]混じりの母音で、それがすごく耳に心地よかった。
最後の「る」の音だって指向性がすごく高くて。唇を少し突き出して音が分散しないように、しっかり迷いなくマイクに音が入るように。
音の置き方がまたミュージカルのものからJ-POP(歌謡曲)のものに戻ってて、本当にすごい人だなぁと思いながら、最後の「♪にじんだアドレス 扉にはさんで」に再び時代を感じながらじっくりと聞いていました。



この次に歌ったのは高橋真梨子の『for you...』
だから選曲がずるいって……!「愛が 全てがほしい」って思いを込めて迫真に歌う曲は駄目だって惚れるって!!!

「♪あなたがほしい もっと奪って心を」って歌ってる部分なんて、不意に坂本くんから女性の切実さを感じてしまってゾクッとした。歌っているのも、歌声も、確かに男性なのにこの瞬間にこの人は女心を歌で表現してるんだって見せつけられた気がして。

ここでも坂本くんの歌声の指向性の高さを感じてしまう。「♪あなたがほしい」の「し」の音とか特にそうなんだけど、イ段の音って口唇が横開きになるから音が分散しやすくて。でも坂本くんはそれをしないために口の端を少し閉じて円唇気味にした状態で発音するから、ちょっと丸みを帯びた「シ」音がマイクに入る。音が逃げにくいから音量も変に下がらないし摩擦音特有の耳障りな空気の音も少なくて聞き心地が格段にいい。
元々のくせなのか、技術を培ったのかまでは判断がつかないけど、そういう坂本くんの歌い方がとにかく好きで。
これ以上好きにさせてどうすんだ!?って思ってしまいました。



続けさまにAIの『story』
「♪限られた時の中で どれだけのことができるのだろう」
ってやめて…。『for you...』からの流れでこの畳みかけはだからずるいって……!!
そりゃ確かに聞きたかったけど!!カバーコンサートやるって聞いてからこれ歌ってくれたらって思ってたの叶ったけど!!!いざ聞くと心臓に良くない。

「♪今私が笑えるのは 一緒に泣いてくれた君がいたから」って。ファンともメンバーとも取れる「キミ」を優しく紡いでくれる坂本くんに涙が止まらなかったんだよマジで…。正直、ここまでくると自分が何に涙が込み上げてきてんのかも分からなくてただひたすら気持ちが高ぶる=涙が出てくるみたいなスイッチが入ってた。


ただこの曲、2番以降のアレンジがほんとにすごくて。いや、全体的にアレンジは結構に大胆だったんだけど。
Cメロ→大サビのところ、原曲の『story』も音のタイミングやメロディーラインはかなり複雑なんだけど、とにかく歌声の弾み方や歌詞に音を乗せるタイミングが心地よくズレたりして。
その場のアドリブなのかってくらいに歌声が弾んでて遊んでて、転調後なんて原曲のリズムを如何に活かしたまま崩すかに終始してるのかってくらいに遊んでた。
原曲をちゃんと分かってるが故にできるリズムや音をほんの一瞬だけ外すそれが、聞いてる側の違和感を心地良さに変えてて。それは一流の演奏があるから映えるものなんだろうけどとにかく凄かった。


しかもこれまで1時間半以上ずっと歌い続けてきてるのに全く歌声がブレない。
これがシンガーの坂本昌行
ぼんやり思ったのは、坂本くんは「歌」というジャンルにおいての音感やリズム感がずば抜けてるんだろうなって。敢えてタイミングをズラしたようなテンポの取り方が、まるで原曲と違うステップを踏んでるみたいで。
「ダンス」というジャンルにおいて剛くんがずば抜けてリズム感や音ハメが上手いように。
坂本くんが以前、ピアノの運指を指の振り付けだと言ったみたいに「歌」というジャンルにおいてもリズムを敢えてズラすような自由な振り付けしてるように感じられた。
そういう部分も含めて、本当に歌唱能力が高い人なんだって見せつけられてものすごく感動した。



「圧巻」っていうような演奏と歌が終わり、惜しみない拍手が送られて。
(●●)次が最後の曲になってしまいました
(客席)えぇーーーーーっ!!!
(●●)大好き♡
この瞬間に、直前まであんだけかっこよく雄々しく歌い上げた姿とはまた違う一面を見せてくるんだからほんとずっこい💢💢大好き💢💢♡♡♡♡


最後の曲を歌う前に、坂本くんからご挨拶。
(●●)今回は、アイドルでもなく、ミュージカル俳優としてでもなく。1人のシンガーとしてここに立つと決めて歌ってきたんですけど。いかがでしたか?
お世辞でも、贔屓目でもなんでもなく、本当に素晴らしいステージを見せてもらえたことへの拍手を送れるのが幸せだった。それを受けてホッとしたみたいに嬉しそうに笑う坂本くんを見られたことも幸せだった。


最後の曲は、雪村いづみさんの歌手生活40周年を記念して、さだまさしさんが楽曲を提供した原曲『虹〜singer〜』を、提供者さだまさし本人がセルフカバー(?)した時に男性版として歌詞を少し変えた楽曲(雪村さんver.は歌詞が「ヒロイン」になってる部分を「ヒーロー」に変えてある)。

『虹〜HERO〜』


(●●)僕も、この歌のように、誰かの心の奥に引っかかるような存在になれたら
と静かに前置きをしてから、最後の曲を歌ったんです。


私、この楽曲は全然知らなくて。歌詞に思いっきり神経注いで聞いてたんですけど、これがもう本当に堪らなかった。


http://j-lyric.net/artist/a0004ab/l020c11.html
(歌詞のURL貼るの、駄目だったら教えてくださいね)

とにかく、「坂本昌行が「1人のシンガーとして」ここに立ち、歌うと決めた」ことがどういうことなのか。そこにどんな思いを込めて歌ったのか。
最後にこの曲を歌うことで、坂本くんの思いや信念や、このコンサートだけでなく坂本くん自身の生き様、選んだ道への決意、そういうものの全部が集約されるように思った。



今回のソロコンのテーマが【All for Love】で。
ここまで恋愛ソングを中心に惜しみない慈しみのような愛情や失恋、どうしようもない諦観、穏やかな愛、激情すら感じる愛、恋愛とはまた別の「隣にいる誰か」への果てない愛情、あらゆる愛を歌ってきた坂本くんが、最後に歌ったのは「歌への愛」なんですよね。

「歌」が好きで、「歌うこと」が好きで。そういう人が歩んでいる、あるいは歩んでいく道と、そこで思うだろう気持ちを繊細に、リアルに丁寧に描いた楽曲そのものが素晴らしい。
「♪振り返ったら 幻のように消え去るもの 誰かの幸せと入れ違いに」って。
歌っている瞬間は間違いなくその空間の主役で、でも記憶の中だけに残るそれは他の幸せを感じたら自然と薄らいでいくものなんだろうなって。それは薄情でも悪いことでもなくて。「歌」というものと「歌手」という存在はそういう儚さも持ち合わせた存在で。
それを「定義」の如く曲として作り上げてしまうさだまさしもすごいんだけど、それを坂本くんが自ら選んで、歌ってるのが本当に堪らなかった。


「♪I'm a Singer」

って。すごく気持ちよさそうに歌い上げるんですよ。「これが幸せ」って表情と歌声で。美しい発音で。
「♪まだ旅の途中」って。「♪幕が下りるまで」って。
この人、多分どんな形でもずっと歌い続けていくんだろうなって思わせるように歌うんですよ。
このひと時においては“Singer”として。ある時はアイドルとして。あるいはミュージカル俳優として。どんな形であろうと、どんな場所に行こうと、この人はずーっと歌っていきたいんだろうなって思わせてくれた。

これを選んで、歌ってくれた坂本くんのこと一生好きでいたいと思ったし、“Singer”として2度目のオーチャードホールに立ってくれたあの光景を思い出すだけでしばらくは幸せでいられるなとも思った。
あと、忘れたくないな、とも。



全曲終わって、客席みんなずーっと拍手してたんだけど、おそらくは結構な割合の人達が思ってたと思うんですよね。
「これ、アンコールってどう表現したらいいんだ?」って…。
3年前の記憶がもうほぼないので前回どうだったか忘れたんですけど、普通に「アンコール!」ってコールするのも会場の空気的に違うよなぁ…って思ったり。でも拍手やめたらもうアンコールいいよってなりそうで嫌だったし。
正解が分からないうちにアンコール始まっちゃったんですけどね(笑)


ここでオーケストラの人達が奏でたのが、まさかの『WAになっておどろう』!!!!


えっ嘘!!セルフカバー!!?!?


ってびっくりしました。同時に初日が終わった後でこうめいさんがTwitterにて「アンコールは立ってくれていいんですよ」って言ってた意味も分かった。
かなりの人がそのTwitter見てたのかな?迷わず立ち上がって手拍子が始まるのが流石だなって思った。


でもよく聞くとV6の方とは違う!!別日にちゃんと紹介があったそうですが、やはり原曲の『WAになっておどろう〜イレ アイエ〜 』の方でした。
坂本くんがFriendsの皆さんと共に登場しながら歌ってるのがとっても楽しい!!
Friendsの皆さん、ジャンベ持ちながら会場に手拍子のタイミングを優しく教えてくれるの手厚いですね!!!
サビになったらお手振りを教えてくれるのも手厚いですね!!!


あとサビ歌いながら後からお手振りに混ざる坂本くんが会場の手振りと左右を合わせてくれるのほんと優しいですね!!!!


間奏で「♪イレ アイエ」って歌われるのがなんだか新鮮でした。花道を通ってステージ奥の方へ一度下がって、オーケストラの人たちと軽く絡んだり、坂本くんがジャンベ素手で叩いたり(笑)
ティンパニの人がこれでもかってくらいにスティック(?)回してノリノリだったのが1番のハイライトです(笑)



『WA』が終わって大盛り上がりの中、坂本くんが「もう一度お座りになってくださいね」と優しく促してくれるのほんと優しいなぁって(笑)
楽しい余韻に浸る中、
(●●)次が、正真正銘ほんとに最後の曲になってしまうんですけど
(客席)えぇーーーーーっ!!!
(●●)わざとやってんでしょ💢


やるわ!!!
声量はわざとだけど本心だからやるわ!!!!!


お客さんをひといじりしたところで、
(●●)えー、僕も2度目のソロコンサートにして初めて、自分の曲を歌わせてもらうことになりました
って……



えぇーーーーーっ!!?!?
ここで心底からの驚き。
まさかまさかのラストでほんとにセルフカバー!!?


(●●)かなり古い曲なので、(過去に歌った映像を?)すごい探して……
って話す坂本くんの言葉が、アホみたいだけど半分も入ってこなかった。もうひたすら、「どっちだ……?」の気持ちしかなかった。
『コバルトブルー』なのか、それとも『Without you』なのか(まさかこのオーケストラで『shelter』ということもなかろう)
(●●)僕の、『Without you』という曲を……



(昇天)



まさかの選曲に、拍手しつつもどよめきがすごかった。みんなびっくりしてた。本人から発表があった後でも「ほんとに?……ほんとに!?」という気持ちが強すぎた。
まさか、絶対に無理だろうけど一度は生で聞いてみたいと思っていた曲の1つである『Without you』をここで聞けると思ってなくて震え上がった。


イントロが始まった瞬間、「あ、ほんとだ……」って思った。
優しい声で「♪君と別れた時から」と歌いだす坂本くん。

今から20年も前の曲で、当時でさえ全てが仕上がってからデビューしたと自分でも言ってた坂本くんの歌声がさらにブラッシュアップされて洗練されたものになって歌われた。
ゆっくりとしたテンポの曲だから、音源の方ではすごく丁寧に音を置いていて、それも男の不器用さが溢れてて好きだったんだけど、今回のはものすごくメロディーの追い方がスムーズで。水の流れのようにすんなりと歌ってて。分かってたことだけど、こうして過去の楽曲をセルフカバーされるとこの人がどんどん巧くなっていることが明らかになって。


サビの「♪どうして」「♪start together」の語頭音で一気に音が上がるとこ、まだ若かった音源の時は半ば力技で音を上げてるからぎゅっと喉が締まってる風に聞こえるんだけど、今の歌はすごく自然に喉が開いて歌えてた。
これは、きっと当時よりもよっぽど喉に負担をかけない歌い方を身につけて、喉周りの筋肉もついたからできてることで。この人の歌って、ずっと進化し続けてきてたんだなぁと思うと胸が締めつけられて号泣してた。


特に2番の「♪but I miss you」のところ。1単語につき1音ずつ音が乗るんだけど、英文として読もうとすると but と I を繋げて、音としては「バダイ」に聞こえるのが自然な発音で。でも『Without you』のメロディーラインを素直に追うとそれができないから坂本くんが敢えて「but」のタイミングを遅らせて自然な英文の発音に近づけていたのが本当に圧巻だった。
この人、ほんとどこまで惚れさせてくれるんだろ、って。



最後の最後まで、惜しみなく“Singer”坂本昌行を出し切ってくれて、OMS 2019は終了した。
坂本くんのファンとして、こんなに幸せな時間と空間はなかった。
坂本くんがあらゆる愛を歌ってくれたこと、夢を語ってくれたこと、私たちファンに夢を見せてくれたこと。
全てに対して、心の底から「ありがとう」って思った。

オーケストラの素晴らしさもFriendsの皆さんの凄まじさも、あのステージを作っていた全てが本当に一流で、どこをとっても最高だった。【The Greatest Symphony】というサブタイトルにも一切の誇張はなくて。
あのひと時、見ることができたコンサートは、記憶の中だけに残って、いつかそれも薄らいでいってしまう、そんな儚さの塊のようなものかもしれなくても、坂本くん自身は生涯ずっと私の心の中の主役だと確信できる。


坂本くんに恋し、最終的にそれが“愛”へと昇華される、そんなコンサートだった。
何もかもが幸せすぎた。
本当に、こうめいさんも、オーケストラの皆さんも、編曲に携わってくださった方々もMASA-Friendsの皆さんも。
もちろん坂本くんも。
本当に本当にありがとうございました。


もしも、また、「次」があるとしたら。
それもまた見たいし、更なる挑戦をする坂本くんのこと、それがアイドルの姿でも、ミュージカル俳優という形でも、もちろんシンガーも。坂本くんが立つステージはいつまでも見届けたいと、そんな風に思えた。