主にひとりごと

タイトル通り、ときぶいすの担によるひとりごとです。感じたことを語ったり、好きなことを話したり

面白いってのは強いってこと

9月10日夜、自担は戦っていた。

我々オタクは昼過ぎからアクスタ戦争とかいう回線の取り合いをしていたが、その夜、自担も身を切るような戦いを繰り広げていた。


その舞台が生放送『ラフ&ミュージック』の企画のひとつである“生IPPONグランプリ


これにSnow Manから康二と阿部ちゃんと宮舘さんが出ると聞いた時、本当に申し訳ないが「正気か?」と思った。
生放送で大喜利やるっていう事実、そこにアイドルをぶち込むという所業。
形式は本来のIPPONグランプリと同じで。
個人戦ではなくチーム戦で。


正直に言わせてほしい。
マージで怖かった。
「絶対に面白くなる!」なんて口が裂けても言えなかった。
Twitter上では言葉を選んで前向きな感じにはしてたけど、実際のところは本当に震え上がってました。



マジで頼むから、事故らないでほしいけど事故ったとしてもずっとニコニコしててほしい。

基本的にはこの一心だった。


私、今でこそジャニオタですけどジャニオタになる10年以上前からずっとお笑いが好きなんですよね。
特に大喜利って大好きで、IPPONグランプリとは違う形式ですけど私が好きな芸人さんが主催してるでっかい大喜利ライブは何度もチケット買って足を運んだりもしていたわけですよ。
リアルタイムで大喜利やるのを見せるという行為がどれほどの緊張感があり、どれほど怖いものなのかというのは少なからず分かっているつもりだったから。
それをTVショーでやる。
しかもそこに自担を含む私が応援してるアイドルが出演する。
これを手放しで喜べはしないんですよ。

まぁ表向き不安だ心配だって大声で言うのはナンセンスだと思ったから黙ってたけど。
内心はずっっっっっとガタガタ震えていました(笑)



で、当日。
夜。
正直、最後の最後まで本当にハラハラしながら25回くらい気分が悪くなりながら、最後までちゃんと見た。

結論だけ言うと、とってもよかったと思った。
よかった、の中には色んな意味が含まれてるし、そう思うに至る過程の中で3回くらい過呼吸手前くらいまでいったけど。


アイドルが生放送で、体当たりで大喜利に取り組んでいるのを見る


という点において非常によかったなぁと思った。





私、あの企画ってぶっちゃけ芸人アイドルどっちともに中途半端に優しいけど雑に優しくないなぁとずーっと思ってて。

芸人側としては「平場やネタは面白いけど大喜利は苦手」という肩書きで参戦“させられた”形で、始まる前のフリでも「まぁ言うてもアイドルには負けないでしょ」ってハードルを上げられ、見てる側としてはイップスになってるのがまる分かり(冗談で通じる範囲を超えたガチのやつ)な状態で、リアタイしながら「(あの感じだったら何言っても面白みがワンダウンするんじゃないだろうか……)」と懸念があった(実際フラットな状態だったらもっと面白く聞こえたものもあったように思う)(これはあくまでも個人的な話)。
ただ、「本当は面白い人たちの面白くないところが垣間見える」という面白みを(前向きにでさえなく)提供するという構図は、申し訳ないけどやっぱり笑っちゃうんですよね。
事故ってるのを面白がれる。
事故るって言うのもどうかと思うけど。
転んでも成立する人たちだったと思う。何故なら平場でのトークとかが面白い人たちだから。



対して、Snow Manさん達って真逆なんですよね。
本職じゃないところに参戦してきて、正直それだけでも印象的な風当たりはキツくなる。
ただ前フリとかは芸人側にフォーカスが当たるから「ウケなくて当たり前」というスタンスではい続けられる。
かといって、一方で本当に滑り散らかすと「じゃあ何しに来たの?」ってなりかねない。
滑って当たり前という保険こそあるけど、それを適用し続けると二重の意味で面白くない。
本当に滑り散らかしっぱなしで終わっていい、わけがない。
何なら展開的に1番面白いのは芸人側が負ける(※Snow Man側が勝つ、ではなく、芸人側が負ける)ことだから実のところめちゃくちゃ頑張らなきゃいけないし、頑張るってことはホームランを打たなきゃいけない
芸人サイドよりハードルは低く設定されてるだろうとは思うけど、それ故にちゃんと戦わなきゃいけない。
※忖度はない、という表現はされていたし実際に忖度があったとも思ってないけど、評価するのが人である以上「芸人の回答」「アイドルの回答」という受け取り方はするだろう、という意味合いでの「“潜在的な”ハードルが低い」という表現です


芸人側もSnow Man側も、“仕方ない”が付き纏い始めた瞬間に色々と終わっちゃうみたいなとこあったから、そういう意味でもハラハラした。
大喜利なんて特に個人だけでなく周りの回答が別の人の回答に影響するなんてザラだから。



正直イップス状態になってる芸人3人を見て、お願いだからSnow Manさん達は元気に滑ってくれと願い続けていた。
ウケないにしても落ち込んだり恥ずかしがるところを見せたりは絶対にしないで
滑るにしても元気よく果敢に滑って、その後でもう1回滑る可能性に飛び込んでほしいなー、と。
何ならそれができる3人を意図的に選んだんじゃないかと勘繰ってしまう面子だったから、そういう意味でも。




結論、私が望んだ分はその通りに頑張ってチャレンジし続けていた3人は本当に凄かったと思う。
私がリアタイした時は私自身ずっと胃が痛くなりながら息切れしながら見ていたからバイアスかかってるかもしれないけど、本当に空気がずっと怖かったから。
テレビ越しに見ている他人の私でさえ怖かったんだから、実際その場にいる3人は比じゃないくらい緊張したと思う。
それでも怯まなかったのってそれだけでも凄いと思うし、めちゃくちゃかっこよかったと思う。

大喜利の回答、単体で見たら別にそんな面白いものが両チームとも多かったかと言われたらそんなわけでもないんだけど。
あと私、お笑いについて「これはこうだった」「あれはああだった」って人と感想を話すのは好きだけど、“評価”っぽく聞こえること言うの本当に好きじゃないので、芸人サイドに関する言及はしないつもりです。
陣内さんだけは本当に“大喜利脳”ではないんだなと思いました、くらい



ここからはドルオタとして自担たちをめちゃめちゃ贔屓目で賞賛しまくるターンに入るので「一介のドルオタの戯言」だと思ってもらえれば。


まず、康二。
生放送バラエティで大喜利やるという点で、多分マジで康二だけは“期待”されてる部分があったし本人もそれを感じたりしてたんじゃないかと思っちゃう。
立ち位置的に先陣切らなきゃだし流れ悪くもしちゃいけないしというプレッシャー、あったんじゃないかな。
それでも1個目の回答からウケるorウケないは別として、ちゃんとした大喜利の回答をずっと持ってき続けていたのはシンプルに“腕がある”んだと思った。
あと本当に空気が地獄だった序盤で果敢にトークにカットインしてくれたのも見てて助かった(現場的にどうだったのかは知らんけど、見ているSnow Manのファンとしては非常に助かった)。
多分、私がギリ正気を保って見届けることができたのは康二がいたから。
ていうか、全体的に1番「大喜利」の回答してたなぁっていう印象。そこは関西Jr.時代に(ガチかどうかは置いといて)そういう機会を持っていたのは強かったんじゃないかな。
康二の地肩の強さを見た気がした。


次に、阿部ちゃん。
阿部ちゃんの回答はね、正直1番「あぁ〜〜〜〜〜大喜利やろうとして失敗する人がよくやるやつぅぅぅぅぅ!!!!!!!」って感じだった。
なまじ頭がいいだけに、「面白く答えよう」として捻った結果いきすぎる、みたいな。
ZAZYの回答だけは本当に色んなものを“超越”してしまっていたけど、それ以外は「1日寝かせて、リアルタイムの空気から見てる側が離れてしまえば面白く映る」回答だったかなーって思った(実際、後で見返した時は面白いなって思うものも多かった)。
ずっと元気よくハキハキ答えてくれていたのは「アイドルが大喜利やってる」というのが見やすかったように思う(私だったら絶対に途中で心が折れてたけど、本当はそうなってたかもしれないけど、おくびにも出さなかったのは素直に凄い人だなと思った)。
阿部ちゃんが今後やりたいかどうかは別として、何となくコツさえ掴んで回数こなせば大喜利上手くなるだろうなーって思った。阿部ちゃんが今後も大喜利やりたいかどうかは別として。


最後に、宮舘さん。
これはどうしても自担への贔屓が入ってしまうんだけど、正直言って私こんなに大喜利できる人って思わなくてめちゃくちゃびっくりした
常々、宮舘さんのことは面白い人だって言い続けてきたけど、大喜利」というコンテンツにはハッキリ言って不向きな人だと思ってたから。
放送後にツイートしたけど、大喜利ってアドリブ力めちゃくちゃ大事なんですよね。その場の空気ってのもあるし、流れに乗って面白く聞こえるものとかもあるし。
ぶっちゃけ宮舘さんだけは滑っても面白い人だからと内心で保険をかけてるとこあったし序盤の回答とかはソッチ系だなーって思いながら見てたけど、お題が変わる毎に自己修正を入れて捻りすぎず面白く聞こえるワードをチョイスしてきたから本当に凄いなこの人って思った。





でもそういえばこの人ってそういう部分の空気を読んだり逆に壊したりは意図的にしていた事をふと思い出した。

"Snow Man向井康二は絶対】絶品箱根グルメをかけたクイズは白熱バトル!" - https://youtu.be/HrBLzgqMCQc

私、これの世界三大美女」のくだりで最初に宮舘さんの面白さに触れたんだったわ。
明らかに大喜利回答をしようぜみたいな空気感で、康二に寄せた回答だったりガチ世界三大美女だったり、ちょいちょい「お母さん」ネタを挟みつつ概ね思い当たるボケしろは出した後の大オチで海外にぶっ飛んだ回答を放り込んできた宮舘さんに惚れたの思い出した。

ただ、これを見てる人は宮舘さんの“舘様”の部分も分かって見てるから余計に面白く映るんだけど、先日の生IPPONグランプリの場は「そういうのじゃなかった」わけで。
序盤で1回大きめに滑った(“舘様”の空気感で乗りきった感はあった)後で、軌道修正してしっかりとした大喜利回答が出てきたのちょっと本当に惚れ直しちゃった……。



私の姉が、私の数倍くらいお笑いが好きな人で。
多分この人は生IPPONグランプリ見てるだろうと思い感想を聞いてみたら、めちゃくちゃ好意的な意見が返ってきて本当に嬉しかった。


言うても私がファンだって知ってるから「あんまり」と思った部分は言わないようにした可能性もあるけど。
ただ私が「よかった」と思った部分は外側の人から見ても「よかった」部分なんだと実感できてホッとした。
トーク部分だったり、合間のやり取りは芸人さん達が担ってくれた、というのも勿論でかかったと思うけど。
それでも大喜利対決」という点においては最善をやりきったと私は思う。
あとトーク部分で全体の空気感をあっためつつ大喜利の方にも脳のリソースを割いていた芸人さん達はやっぱりすごいんだなぁ、と。


要するに、面白いことに懸命に取り組む人が結局のところこの世で1番かっこいいんだなって思いましたという話です。


あ、ちなみに姉は宮舘さんのことを⬆の通りの評価してましたけど、私は仮に今後ラヴィット等でバキバキに鍛え上げられたとしてもガチ大喜利の空間にはいかんでほしいです。私の胃がもたないので(笑)